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4/30現在

※平常 = 納期短縮可(納期短縮料金有り)
※混雑 = 納期短縮は不可

出荷について

5/1(木)15:00までの
注文確定分の出荷予定日 ※注文確定日を0営業日と数えます。

  • 集成材(積層材) 納期5営業日

    5/12(月) 出荷予定
    ※加工あり…+2営業日
    ※塗装あり…+2営業日~
    ※特殊サイズ・樹種…+3営業日~(詳しく見る
  • 無垢材 納期8営業日

    5/15(木) 出荷予定
    ※塗装あり +5営業日
    ※特殊サイズ・樹種等は
     追加納期がかかります。
  • 化粧貼り 納期8営業日

    5/15(木) 出荷予定
    ※塗装あり +5営業日
  • 白ポリ 納期6営業日

    5/13(火) 出荷予定

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集成材(積層材)

laminated wood

集成材(積層材)について

集成材(積層材)は、厚さ30mm程度の小さな角材(ラミナ)の繊維方向を揃え、フィンガージョイントと積層で必要な長さ・巾に接着した材料です。
木の繊維方向をうまく按配することで、強度を出したり、狂いを防ぎ、無垢では難しい大断面や長尺の材料を作ることができます。
無垢に比べ、反り・割れが少なく、品質が安定しつつ、本来の木目や木肌をそのまま楽しめます

集成材(積層材)が誕生したきっかけは、無垢材では高価な「太く長い柱」や「巾の広い板」の需要が高まりだと言われています。
そこで、集成材(積層材)は下図のように長さ・巾の方向に接着して、必要な大きさの部材にしています。

集成材の規格製品もあり、「フリー板」と呼ばれています。
繊維が異なった方向で接着されるため、木材特有の収縮による動きが抑制されるのが特徴
です。

また、集成材(積層材)には多くの種類があり、大きくは「構造用集成材」と「造作用集成材」に分けられます。
呼び方は、「集成材」や「積層材」、無垢材が集成してできていることから「ムク集成」、無垢のブロックが集まっているところから「ブロック集成」とも呼ばれます。

集成材(積層材)の特徴

  • 無垢材よりも反り・割れが少ない。
  • 巾が広い板、長い板も可能。
  • 単価計算をしやすい。
  • 木本来の木目を楽しめる。
  • 資源効率が良い。(エコロジー)

集成材(積層材)の種類・用途

下記の4種類の集成材(積層材)のうち、木材加工.comでは造作用集成材と、化粧貼り造作用集成材を取り扱っています


造作用集成材(積層材)

集成材(積層材)のうち、素地のままのもの、素地の美観を表したもの(これらを二次接着したものを含む)、またはこれらの表面にみぞ切りなどの加工もしくは塗装を施したものであって、主として構造物などの内部造作に用いられます。

用途

階段、天板、カウンター、造作材(枠材)など内装用に使われています。
造作用集成材は、主に海外から輸入するフリー板という原材料を加工して製品となり、フリー板より大きなサイズは小さなラミナを集成接着して製品にされています。
無垢材に比べてより大きなサイズが製作でき、価格も安く、反りも無垢材に比べて少ないというメリットがあります。


化粧貼り造作用集成材(化粧貼り)

集成材(積層材)のうち、素地の表面に美観を目的として薄板※を貼り付けたもの、またはこれらの表面にみぞ切りなどの加工もしくは塗装を施したものであって、主として構造物等の内部造作に用いられます。

薄板を保護するために、紙、薄板と繊維方向を平行にした厚さが5mm未満の台板、薄板と繊維方向を直交させた厚さが2mm以下の単板、厚さが3mm以下の合板または日本産業規格(以下「JIS」という)JIS A 5905に規定する品質に適合することが確認されている厚さが3mm以下のMDFもしくはハードボードを下貼りしたものを含む

用途

化粧貼りは和室の造作材(枠材)のほか、商業施設や飲食店の天板、カウンター、造作材(枠材)など内装用に使われています。
芯材に安い樹種の集成材(積層材)を使用し、表面に銘木を薄くスライスした単板を貼ります。
無垢材よりも安く、さらに同じ柄、色のものを大量に生産できます。
高度経済成長期に需要が増えた際に、安価で大量生産が可能なため和室材として多く使われました。


構造用集成材(積層材)

集成材(積層材)のうち、所要の耐力を目的として等級区分したひき板※1またはラミナブロック(内層特殊構成集成材に限る)をその繊維方向を互いに平行にして積層接着したもの※2であって、主として構造物の耐力部材として用いられる製品(化粧ばり構造用集成柱を除く)をいいます。

1幅方向に合わせ調整したもの、長さ方向にスカーフジョイントまたはフィンガージョイントで接合接着して調整したものを含む

2これらを二次接着したものまたはこれらの表面に集成材(積層材)の保護などを目的とした塗装を施したものを含む

用途

住宅や非住宅の柱や梁、桁など建物の構造材として使われています。
強度性能や接着性能、ホルムアルデヒド拡散量などについて試験方法と適合基準がJASで定められており、一定水準の品質が保たれている構造材です。


化粧貼り構造用集成柱

集成材(積層材)のうち、所要の耐力を目的として選別したひき板※1を積層接着し、その表面に美観を目的として薄板※2を貼り付けたもので、主として在来軸組工法住宅の柱材として用いられます。(横断面の一辺の長さが90mm以上150mm未満のものに限る)

1幅方向に接着したものおよび長さ方向にスカーフジョイントまたはフィンガージョイントで接合接着して調整したものを含む

2薄板を保護するために、紙、薄板と繊維方向を平行にした厚さが5mm未満の台板、薄板と繊維方向を直交させた厚さが2mm以下の単板、厚さが3mm以下の合板または「JIS A 5905」に規定する品質に適合することが確認されている厚さが3mm以下のMDFもしくはハードボードを下貼りしたものを含む

用途

主に和室の柱に使われています。
構造用集成材を芯材として使用し、表面に銘木を薄くスライスした単板を貼っているため、構造材としての機能と化粧材としての機能を兼ね備えた集成材です。

内装でDIY向きの集成材

DIYに向いているのは薄くて巾広く、樹種も豊富な造作用集成材です。
木材加工.comでは30種類以上の造作用集成材を取り扱っています。
大きく針葉樹と広葉樹に分けられ、針葉樹は軽くて軟らかく、広葉樹は重くて堅いという特徴があります。

DIYに慣れている方ならご自身で堅い広葉樹をカット・加工できますが、DIY初心者の方なら軟らかい針葉樹の集成材がおすすめです。

また、DIYで木材を正確にカット・加工しようとすると、非常に難しく、作業スペースはもちろん工具も経験も必要になります。
自作は楽しく、やりがいもありますが、難しい加工については自社工場を持ち、 NC加工機で正確に加工・1枚からご購入いただける木材加工.comにお任せください

針葉樹の集成材(積層材)で主な取扱樹種

造作材(枠材)はあまり手に触れる部分ではないので、軟らかくカットしやすい針葉樹が多く使われています。
また、できるだけ安い材料を希望される方は赤松集成材や米栂集成材やメルクシパイン集成材を購入される方が多いです。

  • 赤松集成材
  • 米栂集成材
  • メルクシパイン集成材
  • 杉源平(無節)集成材
  • 地桧(無節)集成材
広葉樹の集成材(積層材)で主な取扱樹種

階段、天板、テーブルは堅めの材質を希望の方が多いため、広葉樹が多く使われています。
また、できるだけ安い材料を希望される方はゴム集成材を使われます。
ゴム集成材は色が白っぽく、塗装で着色をしやすいため、おすすめ
です。

タモ集成材やナラ集成材はゴム集成材より少し価格が高いものの、よく使われる樹種です。
より高級な樹種を使いたい方にはウォールナット集成材やチーク集成材をおすすめします。
スピーカースタンドなど、オーディオ関係にはメープル集成材やナラ集成材が良く使われています。

  • ゴム集成材
  • タモ集成材
  • ナラ集成材
  • ホワイトオーク集成材
  • メープル集成
  • ウォールナット集成材
  • チーク集成材

Check!
建築・家具で使用する
集成材(積層材)の標準的な厚み

厚み20mm 棚板、造作材(枠材)
厚み25mm 造作材(枠材)
厚み30mm テーブル、カウンター、階段(段板、側板)、造作材(枠材)
厚み36mm テーブル、カウンター、階段(段板、側板)、造作材(枠材)
厚み40mm テーブル、カウンター
厚み105mm
厚み120mm

木材加工.comの
集成材(積層材)取扱強度について

木材加工.comで取り扱う集成材(積層材)はJASにおける造作用集成材のため、強度は求められていません。
しかし、厚ければ厚いほど反りにくくなり、荷重にも耐えられるようになります。
逆に薄ければ薄いほど軽くはなりますが、反りやすくなります。
巾については狭ければ狭いほど反りにくくなり、広ければ広いほど反りやすくなります。
なお、構造計算が必要な住宅の柱や梁に使用される構造用集成材は曲げヤング係数と曲げ強さの組み合わせによって強度等級が表示されています。

Check!
反りを防ぐ寸法目安
-厚みに対する巾の寸法-
  • 厚み20mmの場合、巾300mmまで
  • 厚み25mmの場合、巾400mmまで
  • 厚み30mmの場合、巾500mmまで
  • 厚み36mmの場合、巾600mmまで
  • 厚み40mmの場合、巾700mmまで
  • 厚み45mmの場合、巾800mmまで
    ※過去の経験上、巾の寸法が上記の範囲内であり、適切な使用環境下であれば極端に集成材(積層材)が反ることはありません。

自動お見積もり・ご注文に
対応可能な寸法

カット・塗装のみ 自動お見積もり・ご注文、
カット・加工・塗装 フルオーダー 自動お見積もり・ご注文に対応可能な寸法です。

寸法(mm) 厚み:20~120/巾:30~1000/長さ:100~3000

樹種名をクリックすると、詳細画面が開きます。

樹種名 自動お見積もり・ご注文対応
赤松
アルダー
イエローパイン
ウォールナット
カバ桜
唐松 ×
×
ゴム
杉源平  節
杉源平 無節
スプルス
竹白
竹茶
タモ
チェリー
チーク
地桧 節
地桧 無節
ナラ
ブナ(ビーチ)
ブラックウッド
米杉
米栂
米ヒバ
米松
ホワイトアッシュ
ホワイトオーク
ホワイトバーチ
マホガニー
メープル
メルクシパイン
ラジアータパイン
レッドオーク

ご留意ください

単価は自動お見積もり・ご注文において、厚み・巾により変動しますので、ご注意ください。
自動お見積もり・ご注文に対応していない樹種については、ファックスや当サイトのお問い合わせフォームからお見積もり・ご注文を承ります。

・カット寸法によっては平面の直角が正確に出ない場合があります。(カット誤差は±1mmです。)
・路線便での配送の都合上、お見積もり・ご注文可能な1枚あたりの材積は0.06m³までとなります。
・厚みが30mmを超える場合、板を重ねて製作する場合があります。
・天然木を使用しているため、1点ごとに木目は異なります。
・ピースごとの収縮性の違いにより、表面に多少の凹凸が出る可能性があります。

特注対応について、詳しくはこちら

集成材(積層材)– まとめ –

集成材(積層材)の種類は、内装用と構造用、さらに化粧貼りされているかどうかでも分かれています。
その中でも内装用のDIYで使いやすい集成材(積層材)は造作用集成材です。
DIY初心者の方なら、まずは針葉樹の樹種から使ってみるといい
でしょう。
集成材(積層材)の種類や加工について不明点や疑問点があれば、電話やファックス、お問い合わせフォームでお気軽にご相談ください。

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