ケヤキ
写真・色
ケヤキについて広葉樹
樹種名 | ケヤキ [欅] [その他の名称] ツキ [槻] | 学名 | Zelkova serrata |
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品種 | ニレ科ケヤキ属 落葉広葉樹 | 比重 | 0.69 |
産地 | 本州、四国、九州。 | ||
特徴 | 材質は重硬、強靭。木理は通直だが肌目は粗。木目が美しく良い光沢があります。時に玉杢、如輪杢(じょりんもく)などの美しい杢理を形成します。加工性は良く、強度も大きく、耐湿・耐久性に優れています。一方、狂いやあばれが落ち着くまでに、かなりの乾燥時間を要します。 | ||
用途 | 古くから建築材、家具材、建具材、造作材として幅広く用いられています。特に寺社建築に重用され、天井、床木、大黒柱が代表的です。その他、器具材、彫刻材、楽器材、民芸品、船舶、装飾用突板、太鼓の胴、臼、杵、お盆、椀など、現在は美しい木目を利用した装飾的な部材としても多く利用されています。 | ||
備考 | 日本を代表する広葉樹材。国産材の広葉樹の中では最良の材質の木です。木曽桧を女王に例えれば、各地に聳えるケヤキの巨木はまさに王様と言えます。
ケヤキ材を彫った仏像は数多く残されていることから、良質のケヤキ材が非常に長い年月にも耐えて健全であるということが実証されています。 古くはツキ(槻)とも呼ばれました。また、類似種と区別するため本欅と呼ばれることもあります。 |