ナラ
写真・色
ナラについて広葉樹
樹種名 | ナラ [楢] [その他の名称] ミズナラ [水楢] | 学名 | Quercus crispula |
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品種 | ブナ科コナラ属 落葉広葉樹 | 比重 | 0.67 |
産地 | 北海道から本州、四国、九州に生育。樺太、千島にも分布。南限は鹿児島県高隈山です。また、ロシア、モンゴル、中国にも生えています。中国産、ロシア産が主に使用されています。 | ||
特徴 | 柾目には斑がみられ、その模様は虎の毛並みに似た様相から虎斑(とらふ)と呼ばれています。木理は交錯、肌目は粗いです。材は重硬で、切削などの加工は難しく割裂しやすいので、釘打ちなどを施す場合は予備穴を開けておく必要があります。また乾燥の際、割れが生じやすいです。重厚感があります。 | ||
用途 | 家具材、内装材、建具材、イス、床材、器具材、車両材、洋酒樽、化粧用単板など幅広い用途に使われています。ブナとともに曲木の材料に適しています。 | ||
備考 | 伐採すると大量の水を噴出するので別名で「ミズナラ(水楢)」と呼ばれ、木材関係でナラという時は概ねミズナラを指す場合が多いです。 特に北海道産が良質とされ、「道産の楢」(ジャパニーズオーク)と呼ばれて、輸出もされ盛名を馳せました。近年では国産ウイスキーの熟成樽としても利用されており、国際的に高い評価を受けています。 現在、国内で流通している大半はモンゴリナラです。国産材と見分けはつきにくいです。 |
主な性状
耐朽性 | 乾燥性 | 鋸断性 | 鉋削性 | 接着性 | 塗装性 |
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注意
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注意
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ナラ積層材について
・家具材、イス、床材、器具材、車両材、洋酒樽など | ||
・材が固いため、カット・加工はしずらいです。 | ||
・重くて硬い。 ・シックな空間に最適です。 ・タモによく似ていますが、ナラ特有の虎斑(トラフ)が珍重されています。 |
ナラ化粧貼りについて
・造作材、上り框、家具材、建具材など | ||
・洋風な感じに仕上がります。 |